前期期末テストが終わり、およそ1ヶ月が過ぎて、どの科目も夏休み前とは違い、内容が濃いものになってきました。
また、この時期は中学1年生にとって大きな壁になる内容が目白押しです。
英語では「疑問詞」や「三単現のs」、数学では「方程式の文章題」や「比例・反比例」、理科では「気体・密度」や「光・音」など暗記だけでは対応できないところに入ってきました。
これがまさに中1の壁となり、テストも難しくなってくるところです。だからこそ、ここでしっかりと本質的な理解をして、基本的事項は完璧にしてほしいと思います。
「本質的な理解」ってアバウトな表現なので、もう少し具体的にいうと、
例えば数学の比例。これは大学入試まで必要な「関数」の最初の学習。だからこそ、分かってないと本当に後々困ります。
そもそも、関数って、xの値がわかればyの値がわかる。つまり、一方の値を式に代入すれば、もう一方の値を求めることができる。で、xには色々な値が考えられるので、yもそれに応じて変化していく。だから、方程式と違ってグラフをかくことができる。
その関数って広い範囲の中に、「比例するもの」・「反比例するもの」・「どちらでもないもの」などがあります。
中学生からしたら、ここが分からないようです。「どちらでもないのに関数ってどういうこと!」
確かに、中途半端な感じ。嫌ですねえ。
授業ではなるべく、このあたりについて分かりやすく説明しています。つまり、比例や反比例してないけど、ちゃんと関数の仲間だよ!ってことを具体例で説明しているつもりです。
こういったことを意識して授業しているつもりですが、やっぱり実際に問題に触れてみないと分からないことは多いですね。
後期中間テストまでは、まだ少し時間があるのできっちり理解してもらえるように工夫して説明していきたいと思います。
がんばれ!中1生!